美しい谷川岳を眺めに一ノ倉沢に行ってきました。
一ノ倉沢の魅力と私が今回歩いたルートを紹介してきます!
谷川岳はどんな山?
谷川岳は群馬県と新潟県にまたがる標高1,977mの山です。
標高はそれほど高くありませんが、急な岩壁や天候の変化の多い山で、
なんと死者数のギネス記録になっている魔の山なんだとか…。
とは言っても一部のクライミングルートを除けば安全に登山することができます。
また、今回、私が歩いたルートは山頂は目指さずに緩やかなところを歩くので、
登山を始めたばかりの方もぜひ参考にしてみてください!
美しくも恐ろしいロッククライミングのメッカである一ノ倉沢から谷川岳を眺めたり、
美しいブナ林を気持ちよーく森林浴しながら歩く健康的なルートなのでご安心を。

ふつーに安全なルートを歩けば危険な箇所はあまりありません!
今回歩いたルートはこちら!
土合駅(9:00) →谷川岳ロープウェイ乗り場(9:30) →西黒尾根登山口→マチガ沢(9:55) →
一ノ倉沢(10:20) →幽ノ沢→ブナのしずく(11:00) →巡視小屋(11:30) →新道→(お昼休憩)→土合駅(14:30)
山頂には行かないのでほとんど緩やかな場所ですが、一部急激な下りがあります。
今回の見どころはなんと言っても一ノ倉沢です!!ルートを詳しく紹介していきますね!
↓登山計画作成のご参考にしてください!
YAMAP活動記録
土合駅~谷川岳ロープウエイ乗り場
谷川岳に行くためにはJR上越線の土合駅で下車します。
土合駅で電車から降りた時点で衝撃を受けるのですが…なんと462段の階段を上らないと、
地上に出ることができない「日本一のモグラ駅」なんです。
今回は緩やかなルートなのでここが登りでは一番きついかも…

やっとのことで土合駅から脱出して、しばらく車道を歩きます。
途中、土合橋から見える土合砂防堰堤(湯吹きの滝)は見ごたえがありますよ!
そして水がきれいで川の流れに癒されます…。

景色に癒されながらあっという間に谷川岳ロープウェイ乗り場に到着します。
西黒尾根登山口
谷川岳ロープウェイ乗り場から5分ほど歩くと、西黒尾根登山口があります。
…が、今回はしばらく舗装された道を歩き続けるので無視!
ちなみに西黒尾根登山口から4時間ぐらい登れば谷川岳山頂に到着するようです。
谷川岳ロープウェイ乗り場から一ノ倉沢まではバスがあるらしく途中追い抜かされました。
バスに乗って一ノ倉沢を目指すのもアリ寄りのアリですね!

舗装されているので歩きやすく、ブナやミズナラが美しい道が続きます。
どんぐりがたくさん落ちていました。写真はミズナラのどんぐりですが意外と大きいのね~!



【唐突な樹木の豆知識💡】
樹木の根もとが曲がっているのは積もった雪と樹木が戦った証拠!
この辺はスキー場もあるし結構雪がたくさん降る場所なんですね!
マチガ沢
西黒尾根登山口から20分ほど歩くとマチガ沢に到着します。
ずっと舗装されていて緩やかなので特に問題なく歩けると思います。
絶景ポイントです!というかこの後は結構雲が出てきてしまい、一ノ倉沢より写真映えしてるかも…

ちなみにひっそりと厳剛新道登山口という分岐があるのですが、
初心者やちゃんとした装備がない人は行くのはやめておきましょう…
(※ちゃんと写真撮ってないけど看板の下に気軽に行くな的なこと書いてあった)
どうやら地図を確認すると西黒尾根登山口からのルートと
「ラクダのコル」という地点で合流するみたいですね。

厳剛新道は無視して舗装された広いほうの道を歩いてきます!
山からゴロゴロと岩が転がってきたようなところ。
雪解けの時期はたくさん水が流れているらしいです。


「厳剛新道」って名前イカツすぎんのよ…こわくなっちゃう!
一ノ倉沢
マチガ沢から25分ほど歩くと一ノ倉沢に到着します。
道が舗装されてるのでラクに到着してしてしまいました!
さほど辛くなかったけどこの絶景!最高かよ! (いや雲…泣 )

この先の岩盤に遭難者を追悼するプレートが多数設置されています。
なんだこのオサレはポエムは…?!と思って眺めてたら、どうやらまあ、そういうことのようです。
気を付けて歩こうと身が引き締まります…。

美しい山に癒されると同時に、どんだけ遭難おきてるの?!ってなります!
幽ノ沢・ブナのしずく
一ノ倉沢から先は舗装が終わりやっと山っぽい道に入ります。
といっても車のわだちがあるぐらいの広い道をしばらく歩きます。
途中、新道に降りる分岐があります。土合駅に帰るのにショートカット可能ですが、
地図を見る限り新道に合流するまでかなりの急斜面を下りそうです。
今回は看板の蓮峠方面のほうを歩きます。

途中目下に広がる、湯檜曽川の流れの雄大さに感動しました。

一ノ倉沢から30分ほど歩くと幽ノ沢に到着します。
景色は一ノ倉沢やマチガ沢に比べるとそうでもなかったので、
風景の写真撮りそびれました…とりあえず看板。

幽ノ沢からすこし歩くと「ブナのしずく」という湧き水があります。
私はそのまま飲んでしまいましたがおなかを壊すことはなかったです。
「しずく」という割にはかなりの水量だなと思いました。


「ブナのしずく」というネーミングセンス良すぎるッ!推せるッ!と思いました!(は?)
分岐を下り巡視小屋へ
しばらく岩壁の横を歩きます。
ごつごつしててかっこいい!!

ブナのしずくから10分ほど歩くと分岐があります。
写真を撮り忘れてしまったのですが…
看板には、この先は険しいので新道を下ったほうが良い的なことが書いてありました。
とは言っても新道に下るこの道もなかなか傾斜がきついので足腰に自信がない人は、
ピストンして土合駅に戻ったほうが良いかもしれません…。
私はせっかくなので色々な道を歩いてみたい!と思ったので分岐を新道に向かって下ります。
登山に慣れている人は全然大丈夫だと思いますよ~!

15分ほど下り続けると建物が見えます。
地図には巡視小屋と虹芝寮と書いてありますが一般の人が入れる場所ではなさそうです…。
地図の巡視小屋にあたる建物はJR高崎給電区と書いてありました。

新道
新道は基本的にはブナ・ミズナラの美しい樹林の中を歩く道です。
また、左手側には湯檜曽川があり、よく眺めることができます。
土合駅までは1時間20分くらいです。頑張って歩きましょう~!

先ほど、マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢と歩いていきましたが、
その下流部分を歩きます。所々ゴツゴツとした沢を渡ります。
この季節は水量がそこまでなかったので全然平気でしたが、
雪解けの時期はどんな感じなんでしょうか…?
もしかしたら注意したほうが良いかもしれません。
マチガ沢の下流あたりの岩の上で休憩!ブナのしずくで汲んだ水でコーヒーを飲んでみたりした。
(控えめに言って最高では…?)

一ノ倉沢の下流部分。やじるしをたどって渡ります。


マチガ沢の下流。ピンクテープがあるほうに歩きます。

対岸の山(笠ヶ岳)から流れる川の迫力がすごい。

そんなこんなで移り替わる景色を楽しんでいたら最後の見どころ。
朝、土合駅を出てすぐに見た土合砂防堰堤(湯吹きの滝)のすぐ上流部分に到着します。
急に川幅が広くなったら目印です!
なぜか枯れ木が立ち並ぶのですが、水没してしまった時期があるのでしょうか…?
川の真ん中で生き残ってる木もあります。(がんばれ!)
こういう景色は想像力というかなんなのか掻き立てられて結構好きです。


そしてそして、見落としそうになるのですが、結構立派な滝があるので見ておきましょう!!

川を渡ると土合橋の横の道に出てきます。(ここにでてくるのか~!)
あとは土合駅に帰るだけです。これでルートの紹介は終わり~。

11㎞ぐらい歩いたけど一部を除いてゆるやかだったのでそれほど疲れなかったよ~
まとめ
ゆるやかなルートの割に大満足すぎるダイナミックな景色を楽しむことができました。
また、四季折々いろいろな表情を楽しむことができそうな気がするので、
別の季節にまた訪れたいと思います!!
歩きやすいので登山を始めたばかりの人も楽しめるはずですよ。
最後に途中で見つけたきれいなカメムシ(ツノアオカメムシもしくはアオクチブトカメムシ)です!
(虫嫌いな人ごめん…)

長々とご覧いただきありがとうございました!
これから一ノ倉沢に行く人は参考にしてみてください。
コメント
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